日本には様々なロックバンドがありますが、その一つに挙げられるビジュアル系ロックバンドとして、GazettEが挙げられます。あまり聞いたことがないという人もいるかもしれませんが、バンド概要やその魅力についてご紹介いたします。
GazettEという字を見ても読めないという人もいるかもしれませんが、このバンドはガゼットと読みます。ボーカルの流鬼、ギターの麗と葵、ベースのレイタ、ドラムの戒の5人で構成されています。以前は大日本異端芸者ガゼットという名前で活動していました。活動期間が比較的長いことから、以前の名前で活動していた時代からのファンも多く見られます。この5人のメンバーは、ビジュアル系バンドの全盛期でもあるXや黒夢などであこがれて音楽を始めた人が多いため、ネオヴィジュアル系バンドの幕開けとも言えます。
GazettEの魅力としてまず第一に、自分たちがビジュアル系バンドであるという意識が非常に強い点があげられます。多くのメディアに登場しているものの、一度もすっぴんで登場したこともありません。ビジュアル系バンド特有の真っ黒いアイラインがひいてあるばっちりとしたメイクをしていたり、サングラスをした状態で登場しています。ビジュアル系は非現実的なジャンルにあたるため、ファンの夢を壊さないような意識が強いと言えるでしょう。ビジュアル系バンドの中には、だんだんとメイクが薄くなっていくメンバーも多く見られます。海外でのライブ経験も多いL’Arc~en~Cielが例としてあげられます。GazettEの場合には長年活躍しているのにもかかわらず、まったくメイクが薄くなることもありません。生活感がまったく感じられないような純粋なヴィジュアル系バンドと言えるでしょう。
二つ目の魅力としては、プロモーションビデオやグッズなどの芸術気センスに優れている点が挙げられます。プロモーションビデオを見るとそのセンスがわかりますが、メンバー独自が作り上げたい世界観を音楽と映像で見事に表現しています。まるで一本の映画を観賞しているような雰囲気を味わうことができるでしょう。グッズも非常におしゃれで、メンバーはシルバーアクセサリーブランドを立ち上げたりと、芸術的なセンスが高いメンバーがそろったりしているといえます。
またアニメや映画などとのタイアップが多いこともGazettEの魅力の一つとしてあげられます。有名なアメリカの映画ではイメージソングにもなり、世界的な映画のイメージソングに抜擢されるということは、世界規模で人気を集めている証拠とも言えます。