エレクトロニカやハードロックやヘヴィメタルやオルタナティブやクラシックやレゲエやパンクやジャズやボサノバやファンクなど、音楽ジャンルには様々なものがありますが、ヴィジュアル系も一つの音楽ジャンルとして確立されています。ジャンルではなくカルチャーで分類される場合もあります。コギャルやパラパラや渋谷系やポケベルや競馬やトレンディドラマやプリクラや裏原宿系など、90年代を代表するカルチャーを数え上げればきりがありませんが、ヴィジュアル系ロックバンドも間違いなくその一つです。90年代前半頃から続々とデビューし、流行が本格化したのが90年代後半頃です。
それまではインディーズで活躍していたバンドたちがメジャーデビューして市民権を得るようになり、一般的にも普及して音楽雑誌やファッション雑誌やカルチャー雑誌や音楽番組などのメディアにも登場します。オリコンチャートのトップ10の中に必ずヴィジュアル系ロックバンドが入っているという状態がしばらく続きますが、ブームややがて廃ります。そんなブームが下火になっていた頃に結成したのがナイトメアです。ナイトメアの概要について紹介します。メンバーについてですが、ボーカルの黄泉・ギターの柩・ギターの咲人・ベースの新弥・ドラムの瑠樺という5人組です。
1979~1982年生まれの同世代で、宮城県仙台市で結成されました。経歴についてですが、2000年にバンド結成してしばらくは仙台市内のライブハウスを拠点に活動していましたが、2003年に東京進出をすると大手レコード会社と契約してメジャーデビューを果たします。2006年まで在籍し、8枚のシングルと3枚のオリジナルアルバムと1枚のベストアルバムと5枚のDVDを発売しました。ある程度の土台が出来て活動を軌道に乗せたナイトメアはレコード会社を移籍し、そこではテレビアニメのタイアップが決まったりゴールデンの音楽番組への出演を果たしたりなど勢いが止まりません。その後もコンスタントに作品をリリースしつつライブツアーも積極的に行い、一気に知名度が上がり人気を不動のもにします。メディアへの出演が増えたことでファン層も拡大し、日本のヴィジュアル系ロックバンドの代表的な存在へと成長しました。別名義で仙台貨物というバンドの活動もしており、ナイトメアでのクールさとは全く違ったコミカルな一面を見せており、さらに多くのファンを獲得しています。