バンプオブチキンは、日本の男性バンドです。ジャンルはロックですが、J-POPと認識されることもあります。バンド名は「バンプ」と略されます。メンバーはボーカルとギターを担当する藤原基央を中心にギターの増川弘明、ベースの直井由文とドラムの升秀夫の4です。4人とも同じ幼稚園に通っていました。リーダーは決まっていません。

中学3年生だった1994年に、文化祭のために初めてバンドを結成しました。当時は増川弘明が裏方的な役割だったため、現在のメンバーになったのは1996年のことです。「BUMP OF CHICKEN」というバンド名の意味は直訳すると「ひよこのこぶ」などとなりますが、バンド名の意味としては「弱者の反撃」となります。メジャーデビューは1999年3月で、デビューアルバムのタイトルは「FLAME VEIN」です。ファーストシングルは「ダイヤモンド」で、2000年に発売されました。
2001年のセカンドシングル「天体観測」はバンプオブチキン 名曲の1つとされ、この曲に着想を得たテレビドラマ「天体観測」が2002年に放送されました。2007年にリリースしたシングル「花の名」は、映画「ALWAYS続・三丁目の夕日」の主題歌に選ばれています。2021年には「なないろ」がNHKの朝の連続テレビ小説「おかえりモネ」の主題歌となり、バンプオブチキンは「第72回NHK紅白歌合戦」に出場しました。その際には「天体観測」も披露しています。紅白 バンプオブチキンの初出場は、2015年です。この時は、生中継で「ray」を歌いました。
バンプオブチキンの曲のほとんどの作詞作曲は、ボーカルの藤原基央が行っています。バンドを始めた当初はビートルズの曲をコピーしており、小学生のころから藤原基央が聴いていたアーティストには、マイケル・ジャクソンやビリー・ジョエルなどがいます。藤原基央はサザン・ロックにも影響を受けており、70年代から80年代にかけて活躍したレーナード・スキナードやザ・オールマン・ブラザーズバンドなどは藤原基央の好きなアーティストランキングに入るでしょう。藤原基央は、同じくサザン・ロックの影響を受けるギタリストのザック・ワイルドもよく聴いていたと言います。ザック・ワイルドは派手な演奏スタイルで知られていますが、1994年ごろに結成したバンドではブルースやカントリー色の強い曲を発表していました。藤原基央のギターは、そのころのザック・ワイルドの影響を多分に受けています。