Dir En Greyは日本のロックバンドで、1997年に結成されました。インディーズ時代からそのビジュアル性と高い音楽性が人気を博し、アマチュアながらもオリコンチャートの上位にランクインするほどの売上を実現しています。
1999年に満を持してメジャーデビューを果たし、シングル3枚同時リリースという話題性もあり、多方面からの注目を集めました。もちろんこの3枚のシングルは全てチャートの上位にランキングしており、以降のリリースされた作品は27作目まではシングルやアルバムに限らずに、連続でトップ10入を果たすという点も人気の裏付けと言えるでしょう。
デビュー当初はビジュアル面が目を引く事が多かったバンドですが、徐々に音楽性の面が変化していきデビュー4枚目となるアルバム「VULGAR」においては一気にハード路線へと音楽性が変わっている点が特徴です。このアルバム以降はヘヴィなロック路線となり見た目のビジュアルも硬派なスタイルへと接近し、ファンもさらにコアな層が増加していきました。
Dir En Greyのハードかつヘヴィな音楽性の変化とそのクオリティは、日本のみならず海外へのリスナーにも評価を受ける事となります。その裏打ちとして2005年に発売されたアルバムではドイツのチャートでも7位を記録しており、フィンランドでも注目されるという異色な現象を巻き起こしている点が見逃せません。
こうして日本と世界を相手にする事となったDir En Greyは、2006年にはアメリカでのアルバム発売と世界の音楽フェスへの出演など活動の幅をグローバルに展開していきます。
そして2007年以降は世界に本格的に進出を果たしており、アメリカやイギリスをはじめ、フィンランドやデンマークなど世界ツアーを成功させています。その後は日本以外の世界各国でも人気のロックバンドとして浸透していき、毎年のように世界ツアーや国内ツアーを精力的に行なっていました。2012年にはボーカルの京の声帯の病気によって活動休止となってしまいますが、その年の年末にはライブへの復活を果たしています。
2017年には結成20周年を迎えており、記念ツアーを開催する他様々なアーティストとのコラボライブなども積極的に展開します。現在においても精力的な活動をパワフルにおこなっており、日本国内はもちろんの事、世界中のファンがDir En Greyの動向に注目していると言えるでしょう。