日本のロック史を語る上で外す事のできないのが「ビジュアル系」でしょう。ロックミュージックというのは非常に多種多様で幅広くなっているのが現在の傾向ですが、ビジュアル系の人気のバンドを紐解いていく事で、ジャンルにとらわれないロックバンドの魅力が感じられるのが気づくはずです。
ここでは日本のロックバンド史上に欠かすことのできないビジュアル系バンドトップ5を紹介していきますので、馴染みのある方も聴いたことがないという方も興味を持っていただけると幸いです。
第一位から紹介しますが、ビジュアル系バンドの先駆者でもありながら、日本のロックバンドにおける数多くの伝説とフォロワーを作ったのが「X JAPAN」でしょう。ビジュアル系の象徴でもある妖艶なメイクや、派手なパフォーマンスといった流れは、このX JAPANから始まったと言っても過言ではないでしょう。
そして第二位となるのですが、ここでは「バクチク」を推奨したいと思います。先述のXと同時期にメジャーシーンでの活躍が目立っていき、髪を逆立てた奇抜なビジュアルとスタイリッシュなルックスを兼ね備えたメンバーは、まさにビジュアル系バンドとしての完成度が優れていました。またサウンド面で見るといわゆる定番のビジュアル系ロックではなく、海外のサウンドに影響を受けた楽曲が多く見られ、キャッチーでありつつもダークな一面を見せる事ができる実力がありました。
第三位の紹介になりますが、90年代の代表的な存在として「ルナシー」を選びます。ダークでマイナーなメロディが目立つバンドでしたが、しかしビジュアル系バンド好きならば誰もが通る道とも言って良いでしょう。彼らのライブの素晴らしさは体験した者でしか分からないような魅力があるようです。
そして第四位に挙げさせていただくのが「ディルアングレイ」です。ルナシーよりも次世代としてデビューしましたが、インディーズからメジャーデビュー当時はいわゆるバリバリのビジュアル系バンドのスタイルでした。しかし徐々にその音楽スタイルを進化させていき、今や海外のロックフェスなどでも人気を誇るような実力派バンドして進化を遂げています。
最後に第5位の紹介となりますが、ここでは「シャズナ」を挙げたいと思います。ボーカルのIZAMのキャラクターがお茶の間にも浸透し、ビジュアル系の文化が一般にも理解されていったという功績は彼らの存在が大きいでしょう。このように主に90年代あたりのバンドをメインとして紹介しましたが、この時代はロックバンドの中でもビジュアルのジャンルがブームとなっていた時期ですので、現在での影響力も大きな物があると言えそうです。