Band-maidは、日本の女性のロックバンドです。Band-maidのネイミングが付いたのは、メンバー全てがメイドの衣装を着て歌っているからです。だけどメイドの緩いビジュアルと相反して、バリバリのハードロックを歌うためそのギャップで話題になりました。単なるメイド姿のビジュアル系のアイドル女性バンドならば世界が注目する事はなく、ハードロックバンドとしてもクォリティが高かったからです。余り知られていないBand-maidの概要について、以下に紹介します。

衣装はメイド姿なのですが、ライブが始まった途端、バンドの楽器の演奏力の凄さとアイドルっぽい外見からは信じられない激しいサウンドのギャップで驚かされます。そのハードロックバンドとしての実力は、日本のみならずロックの本場の北米や南米やヨーロッパなどでも評価されました。そして世界10か国以上で、単独ライブを行うワールドツアーをすでに4回以上行ってます。
Band-maidの世界的な知名度を上げたのは、動画配信サイトに公開されてからです。その結果人気を博して、ミュージックビデオが海外のウェブラジオ局でも流されて、SNSのフォロアーが一気に120マン人を越えました。ファンが増えた事で、海外のロックやメタルなどのサイトでも特集が組まれて、日本よりも世界的に注目されるようになりました。
これだけ世界を騒がせたハードロックバンドですが、バンド結成のいきさつを知るともっと驚かされます。元々バンドのリーダーは秋葉原のメイド喫茶でバイトをしていて、そこでメンバーを集めたため衣装がメイド服になりました。メンバーの募集の仕方も今風で、例えば現在バンドでギタリストをやっているメンバーは、ネット配信でシンガーソングライターの動画を見て一目ぼれしてスカウトしました。
他のメンバーも音楽の専門学校の同級生とか、小鳩ミクが積極的に動いてメンバーを集めました。結成時は自分たちの音楽の方向性を探し求めて、ハードロック以外の様々なジャンルの音楽にも挑戦していました。Thrillに出会って影響を受けた事で、メンバー全員がHR/HM寄りの方向でやると意気投合しました。そのため以前のポップでキュートな音楽から一変して、超ハードなロックミュージックへと変貌しました。楽器もドラマーがツインペダルを使い、ギタリストもスウィープに変わり、ハードロッカーの使うテクニックを身に付けて現在のスタイルに至りました。