世界アングラ・ロックのメッカ・名古屋は大須を中心に活動するハレンチ・ロック・グループ。メンバーはリーダーの松石ゲル(ds,etc.)を筆頭に、カズミ(vo)、岩佐真吾(bs)、小 段 仁(gt)、聖沢 聡(ts,etc.)の5人。
その音楽性は昭和40年代のGS、歌謡曲、ジャズロック、TVサントラといった和製グルーヴィーサウンドのみならず、海外のサイケ、ソフトロック、アシッドフォーク、ボサノバ、ニュージャズ、プログレからトロピカリズモ、さらに電子音楽や実験音楽まで、幅広い影響を感じさせる。
また松石はホット・ハニーバニー・ストンパーズ、ギロ等にも在籍する他、数々のバ ンドのプロデュース、映画音楽の制作など多岐に渡る活動で注目されている。
1999年、松石ゲルの自宅録音による、架空のバンド「ザ・シロップ」の配布音源として産まれる。
イベントで声をかけて集まったメンバーとライブを試みたのがバンドの始まりとなる。
地元名古屋の古着屋「ジ・アザー」主催の名物イベント”アングラ・ポップ”への出演を皮切りに、全国でライブ活動を展開。そのムーディでラウンジなステージが評判となり関東・関西へも進出。
2000年、ミニアルバムを自主制作。この中の1曲「せつないあなた(エリス・レジーナの日本語カバー)」をコモエスタ八重樫氏がクラブプレイ、レディメイドファンにも一躍その名を知られることとなった。
同年、1stトアルバム「ザ・シロップの世界」発表。
2002年、2ndアルバム「愛のシビレ」を発表。
インディーズとしては異例の1万枚を超えるヒットを記録し、いまだロングセラーを更新中である。
2003年、やぶれかぶれのブルースが映画になったという想定のもとに、松石ゲルがプロデュースした「やぶれかぶれのブルース サウンドトラック盤」を発表。
2006年、DVD付の3rdアルバム「ハダカになっちゃおうかな」発表。